ピーチライナー説明会
ピーチライナー(桃花台線)の今後に関する説明会が14日・15日にあったそうです。自分が確認したところでは中日・朝日・毎日・読売の各新聞ホームページの地域ページで取り上げられていましたし、きょう夕方のローカルニュースでも取り上げられていました。
これだけ早く軌道系交通機関が廃止されるかもしれないいまは、今後の交通政策を考える上で重要な節目になると思います。
中日:http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20060116/lcl_____ach_____001.shtml
朝日:http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000000601160007
毎日:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/aichi/news/20060116ddlk23040027000c.html
読売:http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/060115_1.htm
見通しの甘さに対する県への追求があったというのは想定どおりだとしても、存続を求めるとか廃止決定の先送りを求める意見が住民側から出たことは、いままで地元の鉄道趣味者という立場から見ていた自分としては意外でした。正直なところもっと早く、こういう意見が目に見える形でほしかったです。
自分がチェックした先の4紙のホームページを見る限り、住民側から廃止前提で説明会が進んだという印象は受けなかったのは、救いがあるのかどうか微妙です。
目を引いたところとして、読売新聞のページであった“家の購入費に建設費うんぬん”という箇所がありました。
桃花台でこういうことがあったかはわかりませんが、こういう「鉄道やバスを引くための費用を住民が負担する」という考えかたは、これからどんどん取り入れられていいと思います。
成功すれば「マイカーを使わずとも成り立つ地域社会」という、環境先進国にふさわしい立地になるに違いありません。なまじ民間会社が鉄道維持に成功してしまっているので、実現までにはかなりの曲折があるでしょうけど…。
中日新聞のページでは次回の開催がある旨を示唆する記事もありますので、次回は時間の調整がつけば参加してみたいところです。
この説明会の速記録があるのなら、地元の人が軌道系交通機関の存続についてどう思っているのか、ぜひ読んでみたいです。
(2006.01.20追記)
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コメント
こんにちは。こちらの記事に、トラックバックさせてもらいました。
廃止に反対している人達ですが、住民では、本当に極一部の人達ですよ。圧倒的多数の人は、「しょうがない」と考えているか、または無関心のどちらかです。普段通勤・通学で利用している人は、約6%に過ぎません。「まったく利用した事がない」と言う住民も、結構多く、・・・。
あと、「廃止」の報道がなされる以前も以後も、街で「廃止反対」運動が行なわれた形跡は、まったくありません。噂でも、聞いた事がありません。
「住宅の費用に、桃花台線の建設費用が上乗せされているのでは」という問題ですが、これは事実のようです。「中日新聞」の紙面に載っていたのですが、宅地開発事業費(約 1112億円)のうちの一部(約 115億円)を、桃花台線の建設費用にまわしたそうです。この点は、これから大きな問題になりそうです。私としては、「115億円は、住民に返還されるべきだ」と考えています。
あと最後になりましたが、こちらの記事に、トラックバックさせてもらいました。
投稿: kyu3 | 2006年1月18日 (水) 19時24分
こんばんは。トラックバックさせていただきました。
ピーチライナーは、本来なら人口も多く、鉄道経営が成り立つはずのところですが、このような状況になってしまったのは残念です。
ルート選定のまずさが最大の敗因かな?
投稿: たべちゃん | 2006年1月19日 (木) 22時36分
こんにちは。
前回のコメント、長々と書いてしまって、すいません。m( )m
>ルート選定のまずさが最大の敗因かな?
私は、そう思います。
投稿: kyu3 | 2006年1月20日 (金) 05時17分
<kyu3さん>
運動という活動自体、ほとんどが一部の人で行うものでしょうから、こんどの言い出している人も一部ということなんでしょうね(^^;)。
購入費上乗せは、先進的取り組みでいいと思うんですけどねぇ。
投稿: ちゃいにーず | 2006年1月20日 (金) 20時30分
<たべちゃんさん>
小牧市内で開発する以上、小牧市の意向を取り入れれば、ルートはあんな感じになるんでしょうね。
春日井や高蔵寺につなぐと言ったら、小牧市の協力が得にくくなるでしょうし(^^;)。
投稿: ちゃいにーず | 2006年1月20日 (金) 20時33分
ちゃいにーずさん、こんにちは。私の blog に、トラックバック、ありがとうございます。
>購入費上乗せは、先進的取り組みでいいと思うんですけどねぇ。
購入する時に、住民が納得した上で、上積みされたのなら、いいのですが・・・。実際は、そうではありません。
桃花台線は、住民が移り住む遥か以前、「需要」も大幅に上積みされて、建設が進めらました。建設費も、過大に需要を上積みした結果、相当高くついたことでしょう・・・。また住民の利便性は、まったく考慮されていません(ルートとか、高架橋の上に駅がある点とか)。
建設されるにしろ、住民の需要がきちんとあった上での方が、良いと思います。それならば、住民が納得いった上での、上積みになるでしょうし、需要を無視した作りには、ならないはずです。
投稿: kyu3 | 2006年1月20日 (金) 21時41分
* 小牧市内で開発する以上、
政治的には難しいと思いますが、行政の枠にとらわれたら、人の流れに合わない、あまり役に立たないルートができてしまいます。名古屋市バスの地域巡回系統はその例ですね。どこも大赤字ばかりです。
小牧線が平安通まで伸びていたならともかく、徒歩やバスでの連絡を余儀なくされていた状況では、小牧への接続は最大のミスですね。
投稿: たべちゃん | 2006年1月21日 (土) 12時38分
こんにちは。度々、すいません。
>運動という活動自体、ほとんどが一部の人で行うものでしょうから、こんどの言い出している人も一部ということなんでしょうね
この点なんですが、ちゃいにーずさんと私では、かなり温度差があるような気がします。
前のコメントにも書きましたが、桃花台に住んでいる人でさえ、6%の人しか、普段利用していません。そのわずか6%の内の、さらに一部の人たちが、説明会で反対したと思われます。
なので、実際桃花台に住んでいる人の感覚としては、この説明会で反対している人は、ほんとうに極一部の人たちだろうと思われます。逆に、「廃止もやむなし」または無関心の人たちが、圧倒的多数なのだと。
そう感じているので、今回の毎日新聞の記事などは、かなり違和感を感じずには、いられません。
度々、同じような事を書いて、すいません。
投稿: kyu3 | 2006年1月21日 (土) 16時42分