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2007年8月 5日 (日)

ATS-Pで大丈夫なの?

Yahoo!ニュースを見ていたら、2005年にあったJR西日本福知山線脱線事故に関して、遺族や負傷者を対象とした説明会が、きのう伊丹市内で非公開開催されたそうです。その中で山崎社長による、事故現場にATS-Pがあったなら100%事故は防げた・・・という発言があったようです。

もし設置されていても「その日は事故にならなかったかもしれない」だけで、100%事故を防げるなんてありえないと思うんですけど、こういうのは揚げ足取りになってしまうのかな。事実であるかないのかは、すごく大切な部分だと思うので、ホントにこのような発言をしたのか気になります。ぜひ説明内容くらいは公表してほしいです。
そもそも事故の根本原因は、保安装置の種類という機械的部分じゃなくて、従業員を精神的に追いやってしまっていた会社の経営方針にあるんじゃないのと思っているので、機械を付ければ解決解決みたいな雰囲気されてしまわないか心配です。

ATS-Pが付いてればあの事故は防げたの?そんな機能ホントにあるの??P型というのは速度照査ができることが進歩点なのだと思っていました。仮に保安装置をうんぬんするにしても、P型かどうかはこの事故原因とあまり関係ないことのような気がするんですけどね。

 Yahoo!ニュース
  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070804-00000130-san-soci

(参考記事)
 2005.05.14 靭帯損傷でした

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鉄道」カテゴリの記事

コメント

 こんばんは。

* そもそも事故の根本原因は、保安装置の種類という機械的部分じゃなくて、

 仕事でミスをすれば、現場から外して研修を受けさせること自体は正しいことです。ただ、その中身が問題ですね。単なる精神論でダイヤ通りに運転できるのなら、苦労はしません。

 鉄道も、当然のことながらスピードアップは必要です。しかし、それは線路や車両の改良によってなされるものであり、必要な余裕時間を削ってまで行うものではありません。

 JR西日本の場合、拠点駅の尼崎で待ち時間なしで乗り換えることができるダイヤを組んでいます。片方の列車が遅れると、そのような芸術的なダイヤも意味がなくなります。尼崎の手前では、多少の遅れがあっても吸収できる余裕を入れるべきでしょう。

投稿: たべちゃん | 2007年8月 6日 (月) 22時50分

<たべちゃんさん>

>尼崎の手前では、多少の遅れがあっても吸収できる余裕を

関西のアーバンネットワークは緩急接続の妙味がかなり浸透しているという印象が自分にはあるので、ちょっとダイヤをいじると地元の人たちにサービス低下と言われないか気にはなりますが、遅れるのが当たり前では時刻を乗客に示している意味がないので、会社側の負担で何とか是正してほしいところです。

ちょうど今月号のピクトリアルで「ラッシュ時の列車運行」を特集していますが、どうして遅れるのか・どうやったら多少なりとも解消し得るのかを、提案できる素地ができれば状況改善できるのかもしれませんね。

投稿: ちゃいにーず | 2007年8月 7日 (火) 20時25分

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