大中至正から自由廣場へ
Yahoo!ニュースや華視のニュースを見ていたところ、いわゆる中正紀念堂の大文字がついに付け替えられたみたい。歴史的建造物を改造してしまうことは、過去の過ちをも消し去ってしまうようで複雑な気持ちです。自分が痛めつけられる側にいつなるかわからないことを思えば、許すことはできても忘れたくはないですよね。
どんな思想も永久に変わらないということはあり得ないけど、少なくともいまの台湾の姿勢は日本と共有できるところが多くあります。世界の中で影響力を行使できない小国である日本としては、価値観を分かち合える国と連帯をして大国に対抗してほしいと思います。意見の違いを理由として自分がつぶされる国にはなってほしくないもん。
(参考)
2007.12.07 中正紀念堂の正式名称は?
Yahoo!ニュース「蒋介石の座右の銘が撤去」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071209-00000004-maip-int
中華電視公司ホームページ
http://www.cts.com.tw/Default.aspx?ch=News&cp=NewsPage&date=2007/12/08&source=9612081900&NewsSNO=20071208N016&bw=2
(後ろに「&bw=2」を要する場合あり)
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コメント
中正紀念堂は、高校の修学旅行で台湾に行った時、案内されました。現地のガイドさんが蒋介石支持者だったのか、熱心に参拝の仕方を教えてくれました。
当時は戒厳令が解除されたばかりのときで、『大陸反攻』『勝共統一』の大きな看板があったり、空港の周りを軍隊が警備していたんですが、今は昔ですね。
投稿: yama-kei | 2007年12月 9日 (日) 23時15分
<yama-keiさん>
そういう時代で自分に行く機会があったら、いまとは違った印象になっていたのかもしれません。最初の印象が結構重要ですもんね。
>今は昔ですね。
過去のお話しをうかがえて、とても参考になります。そういうことを以っても、いまの流れはいい方向に動いているんでしょうね。
その流れを止めないような仕切りかたを、台湾政府にはしてほしいですし、そういう方向を持っている人(政党)が来年の総統選挙に勝って、政権に付いてほしく思います。
投稿: ちゃいにーず | 2007年12月10日 (月) 20時58分