2008年冬の名鉄電車ダイヤ改正
名鉄電車のホームページで告知をされていることは知っていましたが、ほかのネタが多くて書けなかった、12月ダイヤ改正の概要についての感想です。
・特急の原則一部特別車化
セントレアへ向かうミュースカイ以外は、特急を一部特別車で統一するとのことです。
個人的にはありがたい話しですが、名鉄電車はこれで増収を図れるのでしょうか(^^;)?
いままで電車に乗らなかった人を振向かせることができればいいのですが、そうでないと差額分だけ売上純減という気がしてしまいます。そうでもないのかなぁ。
・特急の運行系統再編と停車駅の見直し
今回のダイヤ改正の中では、イチバン疑問に感じているところです。
速度や到達時間でJR東海に太刀打ちができないことから、名岐間では昼間時以降に新木曽川・笠松停車。運転系統が本線系統・本線知多・犬山三河・犬山知多と30分パターンで複雑化されます。
費用対効果が表れないのでスピードアップしにくいから「きめ細かい停車」とせざるを得ないのだし、いろんなところへの乗車チャンス拡大のための「複雑化」なのでしょう。
でも、特急は「速度と到達時間の短さ」が売りものであってほしいし、わかりやすさでは「本線系統」と「犬山知多系統」で充分な気がしますが、沿線住民の多数意見は違うのでしょうか。
・種別・行先のパターン化と運行間隔の均等化
これは大いに賞賛できます。
鉄道ダイヤファンとしては複雑な方が妙味はありますが、乗ってもらう商売ごとである以上「わかりやすい」ことは商品価値としてものすごく重要です。そういう意味でも、特急の系統複雑化は解せんのですよ。
・拠点駅での乗換を特急主体に変更
特急は拠点間の高速輸送・急行は補完的輸送に徹してほしかったんだけど、特急の停車駅増により接続も特急優先になるようです。急行の意味合いがだんだんなくなってきて、そのうちに特急と普通だけ(=急行本数分純減)になってしまわないか心配です。
(2008.11.08追記)
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(2008.11.09追記)
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コメント
こんばんは。
* 個人的にはありがたい話しですが、名鉄電車はこれで増収を図れるのでしょうか(^^;)?
「ミュースカイ」以外の特急が一般車を併結することとなるため、別に急行を運転しなくてもいいという効果があります。
特急の停車駅が増えるのもそのためでしょう。特急が新木曽川、笠松に停まれば、急行は名鉄一宮止まりで構わないのです。名古屋-岐阜間の名鉄の特急は、JRの普通といい勝負なのですから(しかも、値段は高い)。急行の存在意義はもっとありません。
投稿: たべちゃん | 2008年11月 5日 (水) 22時15分
<たべちゃんさん>
>別に急行を運転しなくてもいいという効果があります。
やっぱしそう考えますよね。
名鉄がJRに勝てなくなってからは、逆に「座って移動できる」のがありがたくて名鉄を選んでいた時期もあったので、運転本数自体が減っちゃ意味がなくなってしまいます。残念だなぁ。
投稿: ちゃいにーず | 2008年11月 8日 (土) 06時36分