名古屋の景気がいいのは誤解
古い話しですが、Yahoo!ニュースにこのような記事がありました。
名古屋では、2008年9月ごろから景気に陰りが出始めたというのだ。
よく「名古屋は景気がいい」とか言われましたが、地元にいて全然そんな気がしませんでした。
こな辺の人って、そもそも「はしゃいどるのを見られることをためらう」気質があると思っとるので、どんなときにも顔色を変えないはずなんですけど。よその人から見たら変な顔しとるのかな(汗)?東京や大阪みたいに、名古屋が全国に優越した都市だった経験は、歴史上いちどたりとも無いはずです。できることは精力的にするけど、せいぜい全国3番めくらいが見合っとるんです。欲をかくのは失敗のもとです。
もっとも、トヨタに対して「おんぶにだっこ」という、この地方の経済体制は、個人的にはいかがなものかと思いながらも事実なので、税収が減って「より弱い人に、しわ寄せが来とる」のはあるのかもしれません。
クルマって弱者に優しい乗り物では決してないと思っているので、究極的にはクルマを所有することを「引けめに感じる」社会になってもらうくらいが環境的にもいいとすら感じる(*)のですが、みんなが自発的にそう意識するようになるにはどうすればいいんですかね。自発的に思わせるのが不可能なら、そのうちには強制的にマイカーの使用制限をかけるしかなくなるのかな・・・。
(*):緑ナンバー的な車両は、社会的に絶対必要です(それが弱者のためになる)。自動車車両の減産は地元経済の失速が必至なので、なかなか地元総出では言いにくいことです。でも、いずれは訪れることに備えて、東西に挟まれたこの地方がもともと持っている「機微」を発揮する、いい機会なのかもしれません。
(参考記事)
トヨタこければお膝元も 名古屋の「景気神話」9月から陰り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081107-00000004-jct-bus_all
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- PCR検査(2021.10.04)
- 西山三段、棋士は持ち越し(2020.03.09)
- 生存確認(2020.01.13)
- 先輩とのすれ違い(2018.05.21)
- スポンサーはありがたい(2018.05.20)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 箱根そばと小田急完乗の旅(2020.02.25)
- 名古屋市営地下鉄の1日乗車券は24時間券へ(2019.04.29)
- 名鉄ネット予約開始へ(2019.04.28)
- お得なきっぷの一部廃止(2019.02.10)
- 整備新幹線320キロ運転へ(2019.01.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
トヨタの景気が減退し始めた頃から「こりゃマズイだろうなぁ」と思ってたら・・・
やっぱりそうなんですねぇ。
マイカーも止め、タバコは元々吸わない・・・
あとはPCとケータイを止められれば、悟りを開けるかな(苦笑)。
投稿: (ぱ) | 2008年12月 4日 (木) 09時28分
<(ぱ)さん>
>「こりゃマズイだろうなぁ」と思ってたら・・・
と、気にかけてもらえるのはありがたいことです。
地元にいながら、どうにもできることじゃないんですが(^^;)。
>あとはPCとケータイを止められれば、悟りを開けるかな(苦笑)。
ここは「いまの自分がある基盤」なので、悟りは開けるかもしれませんが、そのような勇気を自分は持てません。まぁ、そうでもしないと、悟りじゃないんでしょうけど。
#悟りたいとも思わなかったり。ある程度は俗を知っていた方が、生きる張りになりますよ(^^)。
投稿: ちゃいにーず | 2008年12月 4日 (木) 20時43分
こんにちは。
そうですね。東海地区の人でこれまで“景気がいい”と実感できてた方は少ないでしょう。トヨタさんが元気な頃だって、下請けの皆さんは大半が泣いてましたから。
さて、『トヨタがくしゃみしたら日本は風邪ひく』的な自動車産業依存体質がこれまでずっとありましたが、やはりこれは個人向け乗用車依存体質が大きかったから(社会構造、日本各地域の生活環境など)だと感じています。
私は、自動車産業も鉄道・運輸事業者も一体となって“きちんと利益が出せて、誰もが平等に使える公共交通”というものを早急に実現すべきじゃないかなぁと思っております。
“今の”クルマは私にとって運転する楽しみを得られるモノでありますので、“危険な移動ブツ”であることをじゅうぶんに認識しつつ、趣味の領域で楽しんでいきたいと考えてます。ただ、広く一般的に利用される“単なる移動のための”自家用車の必要性というものは上記と合わせるかたちで変えていかないかんのでしょうね。
あ、そうそう。道路環境も“自動車優先”でつくられているというのに問題がありますし(大半の道路は自転車の走る場所がない)、その文化に適応してしまった日本人の“自転車はどこ走っても許される”的な交通ルール無視の考え方も、自転車先進国の欧州などに学ばなきゃいけないと考えています。
投稿: 中埜実(亀井) | 2008年12月 5日 (金) 03時39分
<なかのさん>
>下請けの皆さんは大半が泣いてました
ひとつのところだけ規模がめっちゃんこデカクて、あとがしわ寄せをくっとるというのが、この辺の現状なんですよねぇ。全部が下向きに比べればいいんですけど。
>運転する楽しみ
一時期クルマを持っていたときは、どこに行くにも運転するという状況でした。それまではケッタで行けたところでも、クルマに乗ってしまうんですよね。一旦持ってしまうと手放せない感覚も理解はできます。
いまはケッタすら持ってないんで、どこへも行かない無精者です(^^;)。
投稿: ちゃいにーず | 2008年12月 5日 (金) 21時38分