日本が包囲されたことを忘れない日
1933年2月24日は、リットン報告書が採択された日だそうです。
リットン報告書は、日本の権益をある程度は認めながらも、日本が決して妥協のできないことについて、どうしても踏込むことができませんでした。そうやって結果的に日本を敵に回すことで、ほかの国々はそれぞれが持つ内部不満を拡散しようとしていたんでしょうかね。
国際連盟にあと少しの妥協があれば国際紛争を未然に防げたのですが、日本は多大な犠牲を払った結果として、堅固なる平和愛好国家となるに現在は至っています。そのことを考えれば、かつて生きていた人たちが「日本生存のために努力してくれた」できごとを、決して忘れてはいけないと思いました。
閣議決定には、連盟脱退について「報告書ノ採択ニ対シ反対投票ヲナシタル上即時之ヲ行フコト」とありますが、こういう覚悟はもう持ち得ないんだろうなと、平和が好きなのに複雑な感情を持つのです。
(参考記事)
2006.11.21 きょう買った本
国立国会図書館ホームページ
「連盟総会における日本代表の引揚げその他対策に関する閣議決定」
http://www.ndl.go.jp/horei_jp/kakugi/txt/txt00086.htm
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