減税と年寄りのわがまま
きょうの朝日新聞投書欄(2010年5月7日朝刊14ページ)を見ていたら、減税施策に対して「減税額が300円程度ならしてもらわなくて結構」という意味合いの投書が掲載されていました。
65歳のかたの投書でしたが、そういう若い人に範を示してほしい世代の人だからこそ、自分のエゴと思わせない文章を書いてほしかったと感じさせられました。
そういう説得力というか「なるほど」と思わせられないことは、わざわざ新聞で言ってほしいことじゃないんですよね。朝日新聞は投書氏に対して言外に言っているだと思いたいのですが、自分における減税額を引合いにして政治の足を引張ろうとする書きぶりにガックシきました。
ぼくは「国にしろ地方にしろ、減税する余力があるんだったら、その分は借金を返す原資にしてしてもらいたい」と思うので、「こんな減税いらない」という投書氏の意見について、結果だけ見れば否定はできないのですが、減税に反対する理由がワガママにしか読めないのはイライラするものでした。
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コメント
こんにちは。
* きょうの朝日新聞投書欄(2010年5月7日朝刊14ページ)を見ていたら、
名古屋市の減税は定率減税なので、もともとの税額が少ない人は効果が薄いですね。また、減税の限度額がなく、法人も対象なので、高額所得者や大企業はかなりの減税となります。
名古屋市の減税ははっきり言って市長のスタンドプレーです。減税するよりも先にやらなければならないことはたくさんあります。市長としてのリーダーシップは必要でしょうが、議会と対立してばかりでは何もできません。
投稿: たべちゃん | 2010年5月 8日 (土) 15時59分
<たべちゃんさん>
>減税するよりも先にやらなければならないことはたくさんあります。
選んでしまう市民にも、責任の多くはあるんですけどね。
人間の業でもありますが、目先のことにとらわれない視点をできるだけ持っていたいと思うしだいです。
投稿: ちゃいにーず | 2010年5月11日 (火) 21時27分