天声人語と「はやぶさ」
きょう付けの朝日新聞を読んでいたら、こういう記事がありました。
北国が近づくほどに、昭和の名曲「津軽海峡・冬景色」の寂寞がまた遠くなる
2010年5月13日付け朝日新聞の「天声人語」で、東北新幹線の列車名称選定にかかることが書かれていました。
夜行列車の印象が遠くなることは事実ですけど、朝日新聞は「それをどう思うか」を聞きたいのですが、そういう思いは新聞社には届かないんですかね。太宰治や寺山修司のことも取上げていますが、なんか「東北は東京から遠くあるべき場所だ」と朝日新聞は言いたげのようです。
東北新幹線が青森市内に乗り入れるに当たって、列車の名称が「はやぶさ」となったようです。鉄道に興味を持つものにとっては「えっ?」と思う名称ですけど、そんなことを知らない大勢の人には期待を持って受け入れられるよう(天声人語によれば)「JR各社の快諾を得」たJR東日本には、大きな責任感を認識していただきたいと思いました。
JR東日本をいけすかないと思うぼくですが、今回の名称選定に当たって名称募集をしておいて平然と「1位を選ばない姿勢」には、見直しを若干ですがしました。
鉄道会社にとって列車名は重要な商品価値を持つものであって、その命名権は鉄道会社が主体性を持つべきものだと思います。むしろ命名の助言機会が与えられたことを、利用者は喜ぶべきなんですけどね。
そういう意味において「はつね」騒動は、(選ばれないだろうという前提で)楽しいものでした。
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