今週の週刊新潮(「伊丹を潰せ」)
今週号の週刊新潮(2010年7月22日号)を読んでいたら、このようなことが書かれていました。
地元の伊丹市など十一の市が間に入って住民を説得するから
週刊新潮では高山正之の「変見自在」を連載していますが、連載405回のタイトルが『伊丹を潰せ』でした。高山の視点で、伊丹空港がいつまでも存続し続けていることについて、その理由が説明されています。
「将来の拡張性を見込める関西空港が優位になる形に持っていくことが、関西全体の発展により寄与する」・「そもそも伊丹空港の廃港は地元が言出したから、それを尊重してここまで国費を投じてきた」という考えで、ぼくはいままで伊丹空港は廃港した方がいいとココログで書いてきました。
同じ「伊丹空港はなくすべき」という結論であっても、高山の視点で見ると理由が違っていて興味を持ちました(高山の思想に注意をはらって読む必要はあります)。
ちょうど関空と伊丹の一体化について国交省からの提案に、大阪国際空港周辺都市対策協議会(11市協)の動向がどうなるか問われるところなだけに、時機を得たネタでした。
高山は伊丹の仕組みについて、
悪のモデル
とまで言っています。しかし、ぼくは「潰す」なんて大げさな言いかたをせずとも、地元が自ら言出したことを尊重した結果、どうかおだやかに廃港されてほしいと思っています。
こういうぼくのような姿勢が、ゴネ得を許しているのかな。
(参考記事)
2008.07.31 伊丹空港廃止に向けた一歩
2009.07.07 誰が伊丹に誘導させるの
2009.09.14 橋下知事は軌道を修正してくれました
(2010.07.17追記)
たべちゃんさんのココログに、トラックバックを打たせていただきました。
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