リニアに関して、小委員会答申案まとまる
Yahoo!ニュースを見ていたら、このような記事がありました。
南アルプスを貫通する「南アルプスルート(直線ルート)」が適当などとした最終答申案をまとめた。
交通政策審議会中央新幹線小委員会において、リニア中央新幹線について走行ルートはJR東海が計画するルートで相当とする答申案をまとめたようです。
ルートとして案のある3つはそれぞれに長短あるのでしょうが、リニア新幹線と東海道新幹線の役割分担を考えれば、JR東海の推す案が採用されるのは自然なところだと思います。
でも、その答申案には気になる部分もありました。いまのところ、Yahoo!ニュースの中でしか確認できていませんが・・・
設置場所や費用負担のあり方で同社が地元自治体と合意に至らない場合、国が調整するよう求めた。
この案は「費用について国が税金でもって負担する」という意味合いと解釈していいんでしょうか。これを端緒として、公共交通機関は国策として整備される前例となることを、持たざる立場として願わずにはいられません。
産業としての存在は別として、日本国内の移動手段として優先されるのは「マイカーでなく公共交通機関」であると、国の方向性として示してほしいものです。
まだこれは案であって、パブリックコメントにおいて「持てる強者」の意見によって答申が捻曲げられる可能性は残っています。不断の努力を自分ができるかわかりませんが、公共交通機関は極力残し、さらに拡充するべきでるあるという視線で見守っていきたいと思います。
(参考記事)
2008.04.27 滋賀県新駅と北陸新幹線
2010.01.15 リニア新幹線の必要性と価値観の違い
Yahoo!ニュース
リニア駅設置、国が調整役に=国交省小委が最終答申案
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110421-00000096-jij-pol
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