あの日から1年
毎週購入している週刊新潮では、SDN48のなちゅが「なちゅラリズム」という連載をしているところ、先週発売号(2012年3月15日震災1周年追悼号)におけるタイトルが標題のものでした。
今回の連載で気を引いたフレーズがふたつあって、そのうちのひとつが・・・
ブログに載せるために来た訳ではないのだ
という部分。
イモトアヤコと一緒に東北へ行った際、現地で写真を撮らないイモトのことをなちゅは気になったみたい。それをなちゅが口したとき、イモトが返した言葉になちゅが感じたのがこれだそうです。
ぼくにとってハッとさせられるものでした。興味があるから東北に出向いてそれを写真に収めること・・・。それはどうなんだろうと思うのです。
かつて神戸のときは、上司の親類が西宮におる話しを聞いて出向いてみた。
去年の東北のときは、知りあいが何人かおるから出向いてみた。
そこで直接そのときそのときで、会えたかもしれない人に会って話したんじゃないけど、それでもそのとき「とりあえず行っとこ」と思えなきゃ行けなかったなと思ったし、行った自分にどれだけのことができるかとなると、とりあえず撮るかしかできなかったし。
もうひとつ。なちゅは今週号の最後で・・・
被災地との温度差は計りしれない。たった1年で。
と、締めくくっています。
こういうのは、毎年夏休みの敗戦祈念特番でも似たようなことで、体験していないこと・言聞かされてないことは「知らない遠い話し」になってしまいます。
それをどれだけ実感あることとして伝えられるかが、伝えるものの技量なんでしょうけど、そういうことってできるのかなぁと思わされる、なちゅの連載でした。
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