統合本部による大阪市営地下鉄の終電延長案
Yahoo!ニュースを見ていたら、このような記事がありました。
市営地下鉄の改革案では、1年後の終電延長、2年後の運賃値下げという道筋が示された。
個人的には「運賃値下げができるほどに財政力の余裕があるなら、公共交通機関の不便なところにメリットを享受させてほしい」と思うので、運賃値下げにはあまり興味がないのですが、終電の繰下げ(営業時間帯の伸長)には大きな興味を持っています。
大阪市のホームページに資料(PDFです)がアップされています。
その資料中、39ページに具体案が掲げられており、
梅田発で見ると・・・
御堂筋線上り 現23:54(千里中央行) 案0:20(新大阪行)
谷町線 上り 現23:53(大日行) 案0:06(大日行)
本町発で見ると・・・
中央線下り 現23:52(長田行) 案:0:12(森ノ宮行)
天王寺発で見ると・・・
谷町線下り 現23:54(八尾南行) 案0:07(八尾南行)
とあるので、「0時前に終電という状況を、中心部において極力なくす」という方向に持っていこうとすることが感じられます。
ぼく自身はこれほど遅い時間に大阪の電車を利用する機会はありませんが、大阪の地下鉄は「名古屋の地下鉄に比して、中心部における終電の出発時刻が早い」なという印象があったので、地元の利用者にとっては朗報なのではないでしょうか。
もっとも、いままで0時前に営業を終わらせていたのは、人件費を始めとした経費負担や労働環境のことを勘案していたことが推測されるところ、その辺りをどうやって妥協していくのかは気になるところです。
(参考記事)
Yahoo!ニュース
「大阪市営地下鉄、終電時間延長へ 値下げで120億円減収も」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120509-00000524-san-soci
大阪市ホームページ
第10回大阪府市統合本部会議開催結果における資料1(その2)
http://www.city.osaka.lg.jp/toshiseidokaikakushitsu/cmsfiles/contents/0000165/165915/10shiryou1-2.pdf
| 固定リンク
「鉄道」カテゴリの記事
- 箱根そばと小田急完乗の旅(2020.02.25)
- 名古屋市営地下鉄の1日乗車券は24時間券へ(2019.04.29)
- 名鉄ネット予約開始へ(2019.04.28)
- JR東日本、羽田アクセス線でアセスメント着手(2019.02.11)
- JR改札口の発車標を更新(2019.02.13)
コメント