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2012年7月14日 (土)

新しい在留管理制度スタート

前々から宣伝はされていたけど、スタート時期になってすっかり忘れてました。

従来は、日本に90日以上在留する外国人には外国人登録制度により外国人登録証が発行されていたところ、さる9日から在留カードまたは特別永住者証明書を発行する制度に変わったとか。

日本国内に根拠を置く人のうち、日本国籍を持つ人とそれ以外の人を識別するためのしくみは必要なことであって、時代の状況によってどのようなしくみを構築するかは変わってくるとは思います。

今回のことでイチバンの評価は、自由時報のホームページにありますが・・・

日本政府仍把在日台灣人持有「外國人登錄證」上的國籍欄記為「中國」

台湾から日本に来て在留する人の国籍が、意思と関係なく「中国」とされてしまう不都合を、とりあえずですが解消されたことでしょうね。

世界に「中国」を標榜する存在はふたつあるのに、日本は中華人民共和国が中国の合法政府として承認する声明を、1972年当時の日本政府はわざわざ切り替える(ように感じられる)形で発表してしまいました。
当時の東亜状況ではしかたのない面があるのでしょうが、そこで台湾政府が「自分たちは中国ではない」と言い切れなかったことが、後々まで尾を引いており残念でなりません。

台湾が「自分たちは、中国でなく台湾である」と言ってくれればね。

今回のことは小さなできごとなのかもしれないけど、中国じゃないはずの地域はアジアにすこぶるありそうで、日本に住むひとりとして「平和であるためには、どうあるべきか」を、ちょっとでも考えていたいなと思ったのでした。
日本はしなやかな国だから、こんな困難は乗り越えられるよね。

ところで・・・

在留期間の最高年数を5年とするのは裁量の効くことだからいい(=妥協できる)と思うのですが、みなし再入国は行き過ぎ(=外国人に有利すぎるん)じゃないかなと感じたり。そな辺りは「たぶん、対外的なさじ加減が難しいところなんだろうな」という印象を受けますが、どうにかできなかったのかなと。

#台湾のことは折に触れて書くよ。


(参考記事)
2007.01.09 認識台湾
2007.10.25 1971年10月25日
2008.10.25 筋を通し抜くということ
2009.01.22 いまの台湾は台湾です
2009.04.29 中華民国の立場
2010.05.02 独立宣言をする必要はないんだけど

入国管理局ホームページ
 新しい在留管理制度がスタート!

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