名人戦騒動はひっそりなの?
先日購入した将棋世界(2015年6月号)、前田祐司八段によるエッセイ「言い訳をしたい棋譜」は最近になって将棋に興味を持った自分にとって、入り込みやすいおもしろエッセイです。
その中で気になったところ・・・。
なんと1億1千万円にアップ
月給は確か手取りで15~17万円と、5~6倍に
世間の流れに取り残された条件を飲まされていた人には、めっちゃんこいい流れのはずです。
これは、かつて何度かあった「名人戦」の移籍問題のうち、1976(昭和51)年のことを指していると思うのですが、直接的に表現はしていません。
近代的な将棋では「切っても切れない関係」として新聞社との契約があって、それがあるからこそ前田八段が(「昔風に言えば」の上で)自称する「将棋指し」の資金源なのですが、それまでどうしてそうだったのかは大きな関心ごとなのですが、直接的には言いにくいんでしょうかね。
将棋連盟が謙虚すぎたことは事実なのでしょうしょうが、とにかく特定社名を挙げずに「新聞社ありがとう」という書きかたなんです。
いまは遠くから見る立場になった前田八段からすれば、放っておけないし心配だからあういう書きかたなんでしょうけど・・・将棋指しがおとなしいのにつけこんだ新聞社の怠慢が、あういう事態を呼んだんであって、ぼくが目に見えて知るのは2006年(平成18年)の騒動(購入していた週刊新潮で知った)です。
前田八段が「遠慮して詳細を書かない」のか、誌が「将棋連盟の雑誌だから書けない」のか気になりました。
こういう中途半端な書きかたをされると、かえってぼくが心配した2006年のことを含めた契約問題をチェックしてみたくなります。名人戦騒動というか、名人戦問題(そもそも、将棋とメディアの関係)って・・・。
前田八段なりの問題的だったら、めっちゃんこいい提起だと思うしだい。
#身もふたもなくなるんだけど、新聞社あっての(プロ)将棋みたいな現状は、どうにかできないのかなぁ。心配です。新聞を読んでないんで、言いたいこともいいにくい
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