将棋「電王戦」、公式棋戦化へ
Yahoo!ニュースを見ていたら、このような記事がありました。
ドワンゴ(東京都中央区)と日本将棋連盟(同渋谷区)は3日、将棋のプロ棋士とコンピューターソフトが対決する「将棋電王戦」の新たな対局として、「第1期電王戦」を開催すると発表した。
将棋において、人間とコンピュータが対局する電王戦はドワンゴ主催で開催されてきて、ことしの春「電王戦FINAL」と銘打つ対局が行われ、とりあえずは終了したところです。
ところで、6月3日に記者発表会と会見が行われ・・・
1:ドワンゴ主催で新棋戦を行う(名称は公募中)
2:1で優勝した棋士とコンピュータが対局する「第1期電王戦」を開催する
ことが発表されました。
概要については、ドワンゴホームページや将棋連盟ホームページで確認できます。
きのう、その発表と記者会見の動画を見たのですが、その中で「へぇ」と思うところが2か所ありました。
ひとつは、電王戦FINALが終わったあと、エグゼクティブプロデューサーである角川歴彦氏が「(将棋に対する)ニコニコの役割は、これで終わったんじゃないか」という旨の話しをドワンゴの川上量生会長にしたときに、川上会長が「自分にできることがあれば、後援し続けていきたい」と言ったエピソードを角川氏が紹介したところ。
もうひとつは、いままでの電王戦について、川上会長が自ら「当初は『コンピュータがどうなるかを、世の中に教えてあげる』と、上から目線で始めたが、コンピュータに負けた人間が他の人間を感動させる場面がいくつもあった」・「人間はまだやっていける、それを自分は電王戦で勉強させられた」・「電王戦と将棋をぼくらも支えていきたい」という旨の発言をされたこと。
スポンサーだからおべっか・・・て部分もあるけど、やっぱし「ありがたい」言葉だなと。ブログに書いて残しておきたいニュースでした。
残念ながら、プロ将棋界も(多くの棋戦スポンサーである)新聞社も、商業としてはこれからもっともっと苦しくなるんだと思います。そういう中、なんだかカッコイイ発言に見えました。
(参考記事)
Yahoo!ニュース
対将棋ソフトの新「電王戦」=糸谷竜王ら予選から初参加
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150603-00000140-jij-soci
ドワンゴホームページ
プロ棋士の新棋戦を創設、2015年6月20日開幕
http://info.dwango.co.jp/pi/ns/2015/0603/index.html
将棋連盟ホームページ
プロ棋士の新棋戦を創設、2015年6月20日開幕
http://www.shogi.or.jp/topics/news/2015/06/20156202016vs.html
(2015.07.29追記)
2か月弱なろうところいまさらだけど、何日だったっけ・・・ま、自分は趣味で書いとるだけだでいいんだけど、気にはなるね。
(2015.08.23追記)
いまさらで恐縮ですが、田丸九段のココログにトラックバックを打たせていただきました。
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