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2015年9月 9日 (水)

プラン80を待っていました

少し古い話しなのですが、いま発売中の鉄道ジャーナルから。

この計画を「PLAN80国鉄名古屋」と命名

執筆者の須田寛が鉄道ジャーナルで連載を始めて1年余。
東海地方の鉄道にとって一大変化の一つは、名鉄と国鉄との「新車による2扉転換クロスシート車投入」だと思っているぼくにとっては、待ってましたという感じです。

そのなかで「東海道線の153系置き換え」と「関西線電化対応」は大枠そのとおりだったんだというところだったけど、何点かあれというところがありました。


ひとつが、その計画発表後の結果として・・・


117系の投入(64両)

関西での導入後に「同等の車両導入」を希望した結果、当初は54両(6両×9)になり、追加導入と編成変更で計72両(4両×18)になり増発に寄与したと思ってるのですが、どうなんでしょう。


もうひとつは、名古屋近郊の運転本数について。


現在、東海道線では昼間時一時間片道八本(プランでは四本)、中央線は十本(プランでは六本)、関西線は三本(プランでは二本)とはるかに計画を上回る

計画は上回っていて、ぼくはその恩恵を受けているのですが、認識されている本数に違いがある気がして残念です。中央線はそれよしか若干少なく、関西線はそれよしか若干多いんじゃないかと。
利便性向上はホントにありがたいのですが、名古屋の鉄道事情に深く携わってくれたかたの原稿だったので「むむっ?」というところでした。


最後は、

最高時速一三〇キロの311・313系の投入

性能的にはそうなのかもしれないけど、通常営業ではそれだけ出せていないので誇大に書いている気もするのですが、どうなんでしょう。
鉄道雑誌に書く原稿としては、もう少し文字数を使えた気がします。

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この号で須田が言いたかったのは「汽車から電車」なのであって、自分が子どもだったときもそうだった(汽車だった)気はします。そこからの認識転換ができたという意味では事実なんだろうけれど、細かいところは「これが『名古屋に心血注いた須田さん』の原稿ですか?」という意味で、印象には残りますね。

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