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2015年12月17日 (木)

第1期叡王と観戦記

ドワンゴが主催する新棋戦、第1期叡王戦の勝者は山崎八段(*1)になりました。

三番勝負の2局めは京都で行われていましたが、山崎八段が2連勝して第1期叡王を獲得しました。

ただ、叡王はドワンゴが主催する棋戦であり、このあとはコンピュータと対戦する電王戦がセットになっています。こな辺は将棋好きにネットでいろいろ言われているところですが、ドワンゴ曰く「人類代表」となったからには、山崎八段には、人類(人間)だからできる差しまわしを期待したいところです(*2)。


#できれば、伊藤かりんと共演する将棋フォーカスでネタになれば、観るファンとしてはなおうれしい。


で、本題はここから。


で、叡王戦決勝三番勝負を観戦した、羽田圭介の観戦記(レポート)がアップされました。


その記の中で気になったのはいくつかあるけれど、イチバンは・・・


「いや、そういうの聞いてないんで、はい......」

 入場を、止められた。

 しかもなぜか半笑いで、こちらを馬鹿にしたような、常識を欠いた者を非難するようなニュアンスまで露わにしている。

「だから、観戦記を書くために、自由に入退出していいって、言われているんですよ」

「いや、聞いていないんで、そういうのは」

 貴様殴るぞっ!


いっけん言い過ぎ??とも思うのですが、叡王戦をタイムシフトで見ると・・・。ニコニコ生放送で接していた豊川七段が「対局場に出入りできる」旨の発言をしている(中継の2:24:50ころから)し、そもそも観戦の原稿を書かせるなら、その場に居わせれない環境はありえんと思うので、それこそ羽田の言うバイトなのか奨励会員なのか気になりますね。

こういう場に慣れている奨励会員だったら、(#きっと伝達されとって)気を配れたと思うんですよ。
さりとて、その場におったのが誰であろうとスタッフに責任はあり得ず、問題になるとすれば主催のドワンゴなはずです。

ドワンゴは最低3期続けると記者会見で言っているので、こういう不満感はどうにか解消してもらいたいと思います。
ぼくは見る将棋ファンでしかないですが、だからこそ(将棋をやらない、直近の芥川賞作家である)羽田の観戦記はそれこそエッセイであり、棋譜がなくとも楽しめる、初心者ならではの気持ちそのものなはずです。

結果的にはいい観戦記なんだけど、なんとなくモヤモヤ感が残りました。


(参考記事)
ニコニコニュース
【観戦エッセー】第1期叡王戦 決勝三番勝負 第1局 郷田真隆九段 対 山崎隆之八段 (羽田圭介)
http://news.nicovideo.jp/watch/nw1941378


(*1):将棋連盟の登録は「崎」ですが、正確には「﨑」とのことです。
(*2):ぼくとしては、それが選んだ手と言い切ってくれれば、どっちも「あり」と思うんで、棋士なりの「見せる」を見せてほしいと、ただただ願ってます。

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