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2017年6月21日 (水)

「名鉄電車」と「名鉄線」

先日、名鉄電車に乗っていたときのことです。

ぼくは普通電車に乗っていたのですが、急行電車を退避するために停車中のこと。追いついてきた急行が扉を開いた間なしに、扉まえに陣取っていた急行の降車客が、硬直した直立姿勢のままバッタシと後ろへ倒れてしまいました。

駅員がすぐに気づいたようで、扉まで駆け寄って、車掌に出発を後らせるよう手旗で指示していました。
その後、駅員さんが119番をしたんだと思いますが、携帯かPHSでの連絡中、現場を知らせたのでしょうか・・・


名鉄電車の●●駅です

と言っていました。

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以前は、名鉄も近鉄も自らを示す宣伝上の呼称は「電車」と名乗っていると、自分は思っていました(子供のころの記憶からすると、汽車じゃない電車(*)という意味もあったのかな・・・)。
ところが、掲出する看板等のデザインを統合する風潮が出てくるようになってからでしょう、名古屋近隣における駅掲出の乗換看板は「名鉄線」・「近鉄線」にほぼ統一されたんだと認識しています。

どっちが正しいじゃなくて、結果的に慣れとらん人がスムーズに移動できる一助になれば、それで結果的にいいんでしょう。


#ぼくはウンヌンだけどのん(>_<)。


目に見える部分では「電車」と呼ぶ部分が消えつつある中で、駅員さんが緊急事態になると「電車」と言ってしまうという、内心が見えたというか(広い意味あいの)文化が残っとった気をしたできごとでした。


#ちなみに、件の乗客はすぐに意識を戻したようで、駅で手配した車いすに自力で移動していました。


(*):こな辺も微妙で、須田寛氏は・・・国鉄時代に名古屋に赴任した際、あいさつする人がことごとく、国鉄を「汽車」と表現することに意識させられたことを書いています。須田さんは、名古屋発着の列車は(ほとんどが)電車だったと言われますが、自分の親世代なら「国鉄=汽車」はあり得る話しだったもんなぁ。

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