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2018年5月14日 (月)

石破議員は気にしたい人ではある

少し古いですが、石破茂衆議院議員が東洋経済のインタビューに応えています。

そこの沿線の地域が全体で黒なのかい、赤なのかい?という見方が大事でしょう。

石破茂は鳥取を地盤としていて、鉄道にも造詣のある議員です。
そんな彼が、地盤とはかなり遠い北海道内の鉄道に思いを寄せてくれていることを、同じく遠い自分ではありますがありがたく思います。

ただ、「全体で黒だで、鉄道が赤なら税金で埋めよまい」って、誰が言うかって話しであって、個人的には・・・昭和40年代から始まった五方面作戦(*)でどうにかできんかたのかと思うしだい(>_<)。


記事内では、


冬の北海道の寒風吹きすさぶ中で荷物を持って待ってないといけない。だったら新千歳空港駅にもう1本ホームを造って線路を2本付けて空港を降りたお客様がそのまま北海道を走る特急列車に乗れるようにすればいい。


言いかたを気にするところだけど、めっちゃんこいいタイミングで(世論伺いの)「アドバルーンだったんじゃないの?」なんて思いました。
JR北海道全体を盛り立てようとすると、どれから取り組めばいいのか難しくなりますが、国会議員に「こんなんはありなんちゃうの?」という目線があって、それが地元の人や観光に訪れたい人にとって利便がよければ、あとは「そろばんが立つかをどこに求め得るか」であって、新千歳空港駅に関するネックはブレイクスルーがあるはずと思う記事でした。

ローカル線を維持するためには、幹線の経営に問題がないと思える状況を、(利用者以外の人も含めて)できるだけ多くの人に理解してもらわないといけません。

本州と北海道の交流は、鉄路・空路・海路を含めて、総合的に維持されてイチバン効果を発揮できる。そんな雰囲気が醸造されることを願っています。


(参考記事)
東洋経済オンライン
石破茂が指摘する「日本に必要な鉄道政策」
https://toyokeizai.net/articles/-/218166

2018.05.03 国交省で千歳線の大規模改修を計画


(*):かつての国鉄が経営能力以上に(お仕着せで)赤字を抱えることになった理由は、いくつか考えられると思うのですが、(通勤客ばっかしで、収入の増加につながらなそうな)五方面作戦を「基本自腹でやれや!」っていう国(=ひいては、運賃が上がらなければ文句を言わない利用者の)姿勢は無視できんと思うんです。名古屋はあおりで、そのせいで南方貨物線(もっと言えば、岡多線なり瀬戸線)が消えてまったからね。

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